• ネットショップを開設するならBASE
  • shopping cart

スペイン雑貨 NOCHE Y DIA (ノチェイディア) スペイン・スペイン語・輸入雑貨

  • ネットショップを開設するならBASE
  • shopping cart

スペイン雑貨 NOCHE Y DIA (ノチェイディア) スペイン・スペイン語・輸入雑貨

2020/09/15 12:44

Hola!スペイン雑貨NOCHE Y DIA(ノチェイディア)の店長です。
 
今回はスペイン人の夫と結婚した時の話です。
記憶が曖昧すぎて、これからスペインの方との国際結婚を考えている方の
お役に立てるか分かりませんが、経験談としてお付き合いください。

しかし、考えてみればもう10年前。あんなに頑張ったはずなのに、
悲しくも飛び飛びの記憶になってしまっています。
人間って良くも悪くも本当に忘れてしまう生き物ですね。
実感として残っているのはとにかく書類の準備が大変だったなぁ・・ということ。
提出書類を全部翻訳しなければならず、そこに時間が取られました。
毎日仕事から帰ってきて、少しづつパソコンで夜な夜な作業。
戸籍謄本や住民票を翻訳ってなかなかハードル高い。
そもそも戸籍謄本などをそこまでまじまじと見たこともなく、
そこに書いてある日本語ってなんだかすごく改まっためったに聞かない言葉。
戸籍謄本ってスペイン語でなんて訳したらいいの・・・?全部事項証明は?本籍って?
その頃は確かまだgoogle翻訳などもそこまで性能が高くなかったので
辞書で調べて、ん~なんかちょっと違うかもと、
ケーキ入刀の前から結構大変な夫婦の共同作業が必要です。
もう、いいや!これで出しちゃえ!と半ば投げやりになりつつ、とりあえず書類提出。
そしてもう一つの大事な事、スペイン大使館での領事さんとの面談です。
二人の事を良く知る立会人を一人連れて来るようにとのことだったので、仲良の良い
友人に頼んで来てもらいました。六本木一丁目の駅の近くにあるスペイン大使館。
事もあろうに友人は待ち合わせ時間に遅刻・・・。これも今ではいい思い出です。
駅からダッシュで大使館に急いでギリギリというか、ちょっと遅刻。
こんな体験初めてなので、領事さんって偉い人だろうし、忙しそうだし、
もしかして遅刻したから、はいアウト~!また他の日に!なんて言われるんじゃないかと
内心ドキドキしながら足を踏み入れました。
そんな心配をよそに無事待合室に通され、現れたのはなかなかダンディーで優しそうな男性。
気さくに挨拶を交わしてまずは夫と私そして領事さんの三人で話をします。
聞かれることは大体二人のなれそめ。そして現在。
怪しまれるんじゃないか、尋問されるんじゃないか、もしかして結婚不可!のはんこを
押されるんじゃないかと、なんとも言えない緊張感がありました。
その後はそれぞれ一人ずつ、夫、私、友人それぞれで領事さんと面談。
それぞれにした質問の答えが合致しているかの確認だったのだと思います。
いつから付き合っているかとか、お互いの実家はどこかとか、あと好きな服のブランドも。
そんなこんなで無事面談が終わって、
「婚姻要件具備証明書」なるものが発行。
それにしてもなんで書類とかってこんなに難解な名称なんでしょうね・・。
短い言葉に意味を詰め込むとこうなるのか。ひらがなやカタカナが間に入っていないと
シャットアウトしたくなるのは私だけでしょうか・・・。日本語の奥深さよ。
市役所に向かい、無事日本での手続きを済ませ晴れて夫婦となりました。
そして後日、婚姻受理証明書などの書類をスペイン大使館に提出して、
LIBRO DE FAMILIA(家族手帳)の発行を受け、スペインでの手続きも完了となりました。
書類の準備を始めて全ての手続きが完了するまで、2~3か月はかかったのではないでしょうか。
国際結婚ってなんだかんだでやっぱり多少手続きに時間が必要ですね。
今回改めて自分の記憶を辿りながら書き起こしてみると、よくやったな~という気持ちです。
何をするのも日本人同士よりは手間ひまかかるものです。

書いているうちに他の事も色々と蘇ってきました。
また次回以降で国際結婚のあれこれ、書いていきますね。

それにしても、領事さん。色々な業務の内の一つなのだろうけど、
結婚する二人の話を聞くなんてなかなか楽しそう。
あっと驚く出会いや、複雑な結婚、偽装結婚なんてのも見抜いたり・・・。